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小児肥満の影響と予防
放漫・放任のツケが怖い子供の肥満、メタボリックシンドローム
文部科学省発行の学校保健統計調査報告書を分析・調査した
昭和54年から平成17年までの5〜17歳について肥満の推移に
よると
男子では昭和60年から平成3年までの6年間に肥満が急増し、
肥満の子供は全体の8〜9%を占めるまでに至ったそうです。
男子の子供では10人に1人が肥満だと見ることができます。
小児肥満は、いびきや睡眠時無呼吸症候群などの呼吸障害、
高血圧、高脂血症、糖尿病、心肺機能の低下、黒色表皮腫、
大腿骨頭すべり症、情緒不安定など、様々な健康障害(合併症)を
引き起こす原因にもなります。
小児の肥満はメタボリックシンドローム、運動機能や体力の未熟など
心理的な問題もかかえる事になります。
実際の集団生活の場では体力や運動能力が未熟であれば
一緒に遊ぶ事ができず、人間関係にも障害が出てきます。
運動会、体育の授業においても大きく影響します。
肥満のために不登校になり、学校に行けないからますます太る
という悪循環に陥ることも少なくなく、特に重度肥満になれば、
精神面への影響は大きくなります。
自己を肯定する気持ちがなくなり、いじめの対象にされたり
することも考えられるます。
小児肥満は成人した以降の健康状態にも大きく影響を及ぼします。
スウェーデンのモスバーグの1989年に発表されたレポートによると、
学童期に肥満だった500人を10年ごとに40年にわたって追跡調査した
結果、次のようなショッキングなことが解りました。
肥満だった人は、心血管病の罹病率が、30〜40歳で26.3%にもなり、
一般の人の10倍。
40歳前後で55人の人が死亡し、そのうち43.6%の人は心血管病が
原因だったというものです。
育ち盛りの子供に食べ物、飲み物のコントロールは忍び難いものが
ありますが、放漫・放任のツケは非常に大きいものがあります。
親として子供の将来を考え、心を鬼にして愛情を持って、
生活習慣を見直し、子供の肥満、メタボリックシンドロームに
対処していきましょう。