メタボリックシンドローム、『死の四重奏』メタボ奮戦記 > 心臓と小腸
心臓と小腸
□腸の構造と働き(1)□
メタボリックシンドローム予防・改善の観点から
腸が元気であることは不可欠の条件です。
まず、腸の構造と働きについて少し観ていきましょう。
腸は栄養分が吸収され、また最終的に排便の機能をもつ
私たちの健康・美容に欠かせない大変大切な器官です。

1. 食道 2. 胃 3. 十二指腸 4. 小腸 5. 盲腸
6. 虫垂 7. 大腸 8. 直腸 9. 肛門
□腸の構造□
腸は消化管の胃と肛門の間の部分で、十二指腸から始まって肛門に終わる
全長約7〜9mの管で、ヒトではその構造と働きから、大きく小腸と大腸に
分けられます。
そして、
小腸は十二指腸、空腸及び回腸に、また
大腸は盲腸、結腸及び直腸に分けられます。
小腸は長さが約5〜7mあり、腹腔の中の大部分を占め、
食物の消化と吸収はほとんどここで行われます。
大腸は小腸より直径が大きく、長さ約1.5mの管で、
水分はここで吸収され、固形の老廃物が排出されます。
〇小腸
小腸は、腹腔の中央で渦をまいていて、3つの部分に分けられます。
小腸の上部は、胃の下部で口を開いている幽門から始まります。
ここから胃の内容物が十二指腸に送りこまれます。
十二指腸は馬蹄形をしています。
小腸の中央部が空腸で、最後に回腸が大腸の最初の部分の盲腸に
つながっています。
小腸の内側の粘膜は、消化吸収をするのに適した構造になっており、
絨毛(小さな粘膜の突起)がおおってひだをつくっています。
絨毛の中には、小さなリンパ管や毛細血管が数多くあります。
絨毛のつけ根には腸腺が口を開いていて、
小腸の消化に必要な酵素を出します。
〇大腸
大腸は、盲腸、結腸(上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)、
直腸に分けられます。
盲腸は右側の腹腔下部にある袋で、虫垂(細長い虫のような部分)と
回盲弁で食物が小腸から大腸に送られるのを調節し、
有毒な老廃物が大腸から小腸へ逆流するのを防いでいます。
上行結腸は腹腔の右側を上がり、横行結腸は体を水平に左側へと向かい、
そこから下行結腸がさがって行きます。
S状結腸は大腸のS字形の部分で骨盤内にはいっています。
直腸は長さ約15cmのほぼまっすぐな管で、
大腸の最後の部分となっています。
直腸の出口は肛門で、ここには肛門括約筋という丸い筋肉があって
肛門を閉じています。
大腸の内側はなめらかな粘膜におおわれ、
粘膜は粘液を出して老廃物をすべりやすくしています。
腸全体は、腹腔内を動かないように腸間膜という膜で固定されています。